【SEO】Google検索結果ページ「他の人はこちらも検索」とは?表示条件とSEO対策への活用方法

日本のGoogle検索では2018年1月頃からスマホ(モバイル)版に限定して検索結果に表示されていた「他の人はこちらも検索」が、2018年2月13日頃からパソコン(モバイル)版の検索結果でも表示されるようになりました。「他の人はこちらも検索」が表示される条件、スマホ版とパソコン版の違い、SEO対策への活用方法について調べてみました。

1. 「他の人はこちらも検索」とは?

2018年1月頃からGoogle検索のスマホ版において、検索結果ページに表示されたサイトをクリック(タップ)してサイトに移動し、ブラウザの機能で検索結果ページに戻った場合に、クリックしたサイトの下部に「他の人はこちらも検索」という欄が表示されるようになりました。

(参考)
Googleモバイル検索に「他の人はこちらも検索」機能が登場、今までの関連ワード検索になかった3+1つの新しい特徴あり | 海外SEO情報ブログ

たとえば、スマホ版のGoogle検索で「SEO どうやったら順位が上がる?」を検索して表示されたサイトをタップし、検索結果ページに戻った場合は以下のような表示となります。

↓サイトをクリック(タップ)する前

↓サイトをクリック(タップ)して検索結果に戻った後赤枠部分

この「他の人はこちらも検索」欄を横にスワイプしていくと、次々にキーワードが表示され、キーワードをタップすると、そのままキーワードで検索した結果に移動します。

上の「SEO どうやったら順位が上がる?」で検索した例では8個のキーワードが表示されていました。

  • google 検索順位 仕組み
  • google 検索順位 チェック
  • 検索順位 アクセス数
  • seo 上げる 施策
  • 検索順位を下げる
  • google 検索順位 変動
  • グーグル 検索 上位 有料
  • 掲載 順位 上げる

2. 2018年2月からパソコン版Google検索にも「他の人はこちらも検索」が登場

2018年2月13日頃から、パソコン版のGoogle検索でも「他の人はこちらも検索」が表示されるようになりました

上の「SEO どうやったら順位が上がる?」で検索した例をパソコン版で見てみましょう。

↓サイトをクリックする前

↓サイトをクリック(タップ)して検索結果に戻った後

スマホ版ではキーワードをスワイプしていく表示形式でしたが、パソコン版では全て表示されています。

また、基本的にスマホ版とパソコン版では同じキーワードが表示されていますが、スマホ版では8個表示されていたのに対して、パソコン版では6個しか表示されていないのが分かります。

3. 「他の人はこちらも検索」が表示される/されない条件、仕様は?

「他の人はこちらも検索」は、検索結果に表示されたサイトをクリック(タップ)してから検索結果に戻った場合に必ず表示されるとは限りません。

Googleが公式に発表している情報は現段階ではありませんが、「他の人はこちらも検索」は以下のような仕様となっているようです。

  • 検索結果ページの1ページ目(1位~10位)のサイトで表示される。
    ※2ページ目(11位~)以降では表示されない。
  • 表示されるキーワードはクリック(タップ)したサイトによって異なったものが表示される。
  • 最近公開された新しいページ(ニュース記事など)では表示されない。
  • 検索結果ページ一番上の「アンサーボックス」のリンクでは表示されない。
    ※「アンサーボックス」は、「○○とは?」などのキーワードで検索した際に表示されることがある、「質問に対する回答」を表示する領域。
    ※「アンサーボックス」は、「フィーチャード・スニペット」「リッチアンサー」「ダイレクトアンサー」とも呼ばれる。
  • 検索結果ページの1位で「サイトリンク」がある場合には表示されない。
    ※「サイトリンク」は、サービス名やブランド名などをそのまま検索(指名検索)した際にトップページの下に表示される下層ページへのリンク。

4. 「他の人はこちらも検索」はどのような仕組みで表示されている?

Googleが公式に発表している情報はありませんが、実際にユーザーが検索している行動を反映していると考えるのが自然です。

具体的には、ユーザーが検索結果ページから特定のサイトに移動して、検索結果に戻って異なるキーワードでもう一度検索をした場合に、そのキーワードを蓄積していると推測されます。

だからこそ、前述の通り「最近公開された新しいページでは表示されない(=十分にデータが蓄積されていない)」「サイトによって異なったものが表示される(=サイト単位でデータが蓄積されている)」という仕様となっているのでしょう。

5. 「他の人はこちらも検索」をどうやってSEO対策に活用する?

上で説明したユーザーの行動「あるサイトを閲覧した後に、検索結果に戻って別のキーワードで検索し直す」には、どのような意味があるのでしょうか。

そこには2つの意味があると考えられます。

  1. 閲覧したサイトには知りたいことが載っていなかった
  2. 閲覧したサイトに載っていた内容をもっと詳しく知りたくなった

どちらにしても、閲覧したサイトのコンテンツだけではユーザーの検索意図(知りたかったこと)を全て満たすことができなかった、という可能性があります。

つまり、「他の人はこちらも検索」のキーワードには、検索結果ページで上位に表示されているサイトに不足している情報(のヒント)が詰まっているというわけです。

では、「他の人はこちらも検索」のキーワードをどのように調べて、活用すれば良いのでしょうか?

簡単な説明になりますが、次の3ステップで進めると良いでしょう。

  1. 検索で上位表示を狙いたいキーワードで実際に検索する。
  2. 検索結果1ページ目に表示された1位から10位までの「他の人はこちらも検索」キーワードをチェックする。
  3. そのキーワード群の中で、上位表示を狙う改善対象のページの内容と検索意図が近いものがあれば、タイトルや見出し、本文にそのキーワードに関連した内容を追加する

このように対策をすることで、既に上位表示しているページからの「他の人はこちらも検索」経由でのアクセスを集められるだけでなく、改善対象ページを閲覧したユーザーの満足度を向上させることにもつながるでしょう。

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